当社のIDカード発行管理システム「ID Maker」に標準オプションで装備されたFeliCa、MIFAREについてもご紹介しております。
個人の身分証明証として機能するIDカードや、従来のカードより情報容量が増え、基本機能がグレードアップしたICカード。
ちなみにICカードはデータの読み書き方式によって、以下の3タイプに分けられます。
詳細についてご確認ください。
接触型 | ICカードをリーダライタに差し込み、カード表面の金属端子を接触させることで、電力供給や通信を行う型です。「ICクレジットカード」がその代表例として挙げられます。 |
---|---|
非接触型 | カード内部にICチップとコイル状のアンテナを持つタイプ。リーダライタにカードをかざすことで、電磁波(電波)を使用した無線通信を行います。代表例として、鉄道機関で用いられているカードが挙げられます。 |
接触+非接触型 | 接触型と非接触型を1枚のカードに搭載したもの。それぞれの長所を生かした画期的なカードとして、近年注目を集めています。 |
暮らしに浸透しているICカードのうち、代表的なものをご紹介いたします。
これらのICカードはアイアンドディが開発した、顔写真入りIDカード発行管理システム「ID Maker」でエンコードが可能となっております(別途FeliCa・MIFAREのリーダライタが必要になります)。
システムコード、サービス、各種キーなどをGUIで容易に設定することができます。
FeliCaとは、ソニーが開発した非接触ICカード技術。情報技術の安全性を保証する国際規格ISO15408という、民生用としては世界初の最高レベルEAL4を取得しており、国内を中心に普及している非接触ICカードです。
偽造・変造しにくく、高い安全性を持ちながら、スピーディーなデータの送受信を実現しています。
カードの抜き差しが不要、データの書き換えが可能など、カード自体を何度も再利用できるエコロジーなシステムが魅力といえます。
FeliCa1枚のカードで…
- 交通機関の乗車券に
- サイフ代わりに
- 電子社員証、学生証に
- eコマース(ネット決済)、eトレード(電子取引)に
- 電子チケットに
- 会員証、ポイントカードに
と多彩な機能を誇ります。
ソニー株式会社FeliCaホームページ*FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
Edyとは、タッチするだけでお支払いができる簡単・便利なプリペイド型の電子マネー。
自分のお財布にお金を入れるように、Edyチャージ(入金)、繰り返しチャージすることで何度でもご利用いただけます。
また、Edyはお店で使うだけでなく、インターネットショッピングにも使用可能。専用のパソコン用リーダライタを使って、安全にインターネットショッピングを楽しむことができます。
Edyの詳細はこちら(楽天Edyウェブサイト)FCF株式会社アイアンドディはFCF(一般社団法人 FCF推進フォーラム)会員です。
FCFとは、FeliCaの1エリアを共通サービスとして定義・登録しすることで、フォーラム企業で共有し相互利用を目的としたフォーマット。これまでのICカードが、主にシングルユースで使われてきたのに対して、FeliCaはマルチユースでの使用を視野に開発された規格であるため、複数のサービスイシュアが1枚のカードでサービス提供をすることを容易にしました。
しかしその一方で、カードの初期製造時に搭載されなかったサービスを追加する場合には、事業者同士の鍵情報の公開や、対象カードの一斉回収などを必要とするなど、実質的に問題が多くありました。
FCFでは、カード利用者の名前やID番号など、基本的な個人情報のファイルフォーマットを共有し、複数の事業者が読み取れる仕組みにしています。さらに、カード製造時に「空き地」となるエリアを設定しておくことで、後日新たなアプリケーション追加を行いやすくしているのです。
FCFキャンパスカードフォーマット
FCFキャンパスカードフォーマットは、学生証・教職員証など教育機関での個人認証IDカードとするための仕様で、企業向けを主とした一般のFCFフォーマットに加え以下の特徴を持っています。
- 身分識別コードを持つ:IDカードとして学生・教職員・卒業生等であることを識別できる
- 学校識別コードを持つ:何処の教育機関の学生・教職員であるかが識別できる
これにより、教育機関での相互の利用(単位交換、施設共有等)を行えるプラットホームを提供します。
また、IDカードを利用した認証機能、出欠席管理、施設管理など、様々なサービスを段階的に導入することが可能となります。さらに、民間企業による教育機関向けサービス(ショッピングでの学割サービス、ポイントサービス、施設や乗り物等での優待サービス等)の利用が可能になり、学生・教職員・卒業生に対するサービスを充実させることができます。
FCFの詳細はこちら(一般社団法人 FCF推進フォーラムウェブサイト)MIFAREはPhilips(オランダ)の開発した、非接触ICカード技術です。
欧米を中心に、電子マネーや入退室管理、交通系カードなどに広く利用されています。具体的にはロンドン、北京、ソウル、モスクワの公共機関システムでMIFAREが採用されているほか、オランダ公共機関システムでは列車、バス、地下鉄などでシームレスに利用できるよう全国展開が図られています。
住民基本台帳等で利用されているTypeBや社員証・ゲーム機等で利用されているTN2などがあります。
詳しくは当社までお気軽にお問い合わせください。